前回の記事はこちら💁♀️
それぞれのタイプについてみていきますが、その前に、まずこれだけは覚えていてほしいことがあります。
それは、どんな子にも言えることとして、勉強だけでなく、遊びや睡眠もとても大事ということ。
これはどの学年においても言えることです。
現代っ子は毎日忙しい生活を送っている子が多いと思います。学校に習い事に…。昔のように公園などで遊ぶ機会は減っています。
忙しいから、遊ぶつまり楽しめる時間がない。
それはイライラやストレスの溜まりにつながっていきます。そして悪循環に陥っていくのです。
心理学的な視点からみると、ストレスの対処法は大きく二つに分かれます。
「問題焦点型」:その問題に焦点を当て、直接的な解決をとります。例えばストレスの要因となるものから物理的に離れたりなどがあります。
「情動焦点型」:その問題ではなく、自分自身の気持ちに焦点を当て、ストレスの受け取り方を変えます。例えば自分のしんどいことを誰かに聞いてもらい、別からの視点に気づかせてもらうなどがあります。
つまり、気持ちをケアするというのは情動焦点型にあたります。遊びの時間をたっぷりと取ることで気持ちのケアをし、受け流せるようになると少し生きやすくなるかもしれません。
また、遊びを通してある出会いや、きっかけがその後の人生に影響をもたらすこともあります。悪いこともあるかもしれませんが、それが何がの良いきっかけとなればいうこと無しです。
そして、また現代っ子は睡眠時間が短い傾向にあります。これも、忙しかったり親が共働きで時間が遅かったりもあるかもしれません。しかし、子どもの成長に睡眠は欠かせないものです。発達面や情緒の安定は睡眠に左右されているところもあるのです。睡眠によって記憶の良さももちろん変わります。
長々と述べてしまいましたが、遊びと睡眠は上手にやりくりしていくにあたって大事であることが伝わると幸いです。
では本題です。
タイプA:この調子です。視覚化を用いてみるのも良いかもしれません。白紙を用意して、日常生活と勉強について1週間の予定を書いてみましょう。書いてみることで、やらねばならないことがよりわかりやすくなり、日常生活のバランスもちゃんと取れているのか確認がしやすくなります。勉強については、問題を解く際、この問題を作った人は何を意図して作ったのか探りながら解いてみるといいかもしれませんね。
タイプB:日常生活においてはどんな生活をしていますか?日常生活も受け身で動いていませんか?動いていない人、日常生活は自ら動いているよという人さまざまだと思いますが、まずは日常生活からで良いので、自ら取り組んでみましょう。例えば、自ら片付けをするなどです。もし片付けがなかなか自分からできないのなら、なぜできないのか親と一緒に考えてみて良いかもしれません。単にめんどくさいからなのか、片付ける場所が決まっていないからわからなくて時間がかかってしまうのか、色んな理由があると思います。過程を大事にすることは出来るので、自ら進んでできない理由を探ることが、秘訣かもしれませんね。日常生活が自ずと出来るようになると、勉強に対しても姿勢が変わるかもしれません。また、なぜ勉強が必要なのか考えてみたことはありますか?将来の選択肢が、学力によっては狭まってしまうかもしれません。勉強において身についた力は、普段の中で取り組みたいこと、理解しなければならないことに役立つこともあります。
タイプC:勉強する時、どんな気持ちですか?やらないといけないからやるけれど、早く終わらせたいですか?または、答えがあればそれで満足ですか?色々理由はあると思います。確かにちゃんと答えられていればgoodです。でも、応用問題というのは何でできているのでしょうか?それは基礎の組み合わせです。一見とても難しい問題のように見えますが、いくつかの基礎が積み重なっていて、その分頭の引き出しが多いだけなんです。だから、応用問題ばかりを解いていても出来るようにならないんです。あやふやな基礎問題こそしっかりと固めていきましょう。そしてめんどくさがらず途中の思考過程(式や解くにあたってのメモなど)は書き出しましょう。応用問題ができる人は途中の過程をちゃんと書く人が多いです。
タイプD:この中のタイプたちの中で1番しんどいであろうタイプになります。まず自分は勉強に対してどうありたいのか見つめ直すと良いかもしれません。周りの人に言われるがままだと学習内容が重なってしまうこともあるかも。周りの意見も大事ですが、自分の中で整理して取捨選択もしていきましょう。そして、継続は力なりと言いますが、毎日5分でもいいので自主的に勉強時間を確保してみましょう。慣れてきたら少しずつ延ばしていくといいでしょう。そのうち習慣になっているといいですね。そして、やはり、単に答えを覚えるだけだと覚えることも増えます。ちゃんとなぜその答えになるのかを理解しながら学習した方が覚えることもきっと減ってなるべく必要最低限でできるようになります。例えば英語でいうと語源を理解しておくと覚えるのも楽になります。工夫していきましょう。そして、最後にお聞きしたいのは、将来に対する目標や夢はありますか?ということです。もしあれば、それは、今の生活でも達成したり叶えたり出来そうですか?なければ、まずそこに向き合って考えてみるのも大切です。何か見つかれば、勉強に対する姿勢も変わるかもしれません。
今回は以上です。最後まで読んでくださりありがとうございます。少しでも勉強との付き合い方が変わりますように。
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