昨日と今日は共通一次試験でしたね。受験生の皆さんおつかれさまでした。
これまでさまざまな生徒を教えてきましたが、その中の何人かを少しずつご紹介したいと思います。
本日ご紹介する方はAさんとします。
Aさんは小学校6年生の時に出会い、高校3年生まで関わってきました。その後、大学生になった今もたまに会ったり連絡をくれたりしています。
Aさんは一言で言うと、不登校でした。
学校に行けたとしても1時間だけだったり。
気持ちの面でどうしてもしんどい部分があったようです。
気持ちの面でしんどいので、勉強まで手も回るはずがなく、な生活でした。
最初出会った頃は、勉強よりもまず信頼関係を築くことを大切にしました。
最初は緘黙でまともに話もできなかったので、ただ話しかけたり自分の話を聞いてもらったり一緒に遊んだり。家庭教師として関わらせてもらっていたので勉強も少ししましたが、それも学校の宿題を一緒にやってみたりという程度。
時間はかかりましたが、少しずつ心を開いてくれ、その時々の気持ちのムラはありつつも話してくれるようになりました。
その頃には確か中学2年の頃。
中学校も不登校でしたが、信頼関係が築けてきた頃、Aさんも以前よりは自分に自信がつくようになったのか、学校に行ける時間も延びていきました。少しずつではありますが笑顔も見られるようになっていきました。
そして中学3年生になり、受験どうする?の話に。
Aさんはまだその当時、夢がなく、不登校なこともあり通える自信もなく、不登校の子どもたちが集まる高校を選びました。
決めたあとは、そこに受かるように対策をしていきました。受験というものはやはりメンタルを左右されるもので、Aさんももちろん受験本番まで紆余曲折しましたが、泣くこともありながらも自分自身と向き合いながら成長していくのを見ることができました。
そして無事合格。
後編に続く…。
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